2025/06/16

Taiwan Today

外交

エスワティニ王国のラッセル・ドラミニ首相が帰国、台湾との友好関係を深める

2024/03/25
中華民国(台湾)と正式な外交関係を持つアフリカ南部エスワティニ王国のラッセル・ドラミニ首相とその一行が18日から22日まで台湾を訪問した。写真は台南市にある国立成功大学を訪問した際のもの。(外交部)
中華民国(台湾)と正式な外交関係を持つアフリカ南部エスワティニ王国のラッセル・ドラミニ首相とその一行が22日夜、台湾訪問を終えて帰途に就いた。外交部の陳立国常務次長(事務次官)が中華民国政府を代表して空港で見送った。
 
ドラミニ首相は今回の台湾訪問期間中、蔡英文総統、頼清徳副総統、行政院の陳建仁院長(=首相)とそれぞれ会談したほか、外交部の呉釗燮部長(=外相)の設宴による歓待を受けた。ドラミニ首相は、国王ムスワティ3世や王母ヌトンビ王妃、それにエスワティニ政府及び国民を代表して、わが国で1月、正副総統選挙及び立法委員選挙が円滑に行われたことに祝意を示した。また、蔡英文総統が2016年以降、台湾とエスワティニ王国の関係強化に尽くしてきたことにも感謝した。
 
ドラミニ首相は今回の台湾訪問で、台湾とエスワティニの関係が長くて強固であることに繰り返し言及した上で、わが国が農業、経済・貿易、教育、医療・公衆衛生、エネルギー、女性のエンパワーメント等の領域でエスワティニ王国の発展を支えてきたことに感謝した。同時に、エスワティニ王国の台湾に対する支持は揺るぎないものであり、頼清徳氏が今年5月20日に総統に就任したあとも、エスワティニ王国は台湾の新たな政権とともに、両国の友好関係をさらに強化し、二国間関係を深めていくことを約束した。
 
ドラミニ首相はこのほか、台湾世曦工程顧問公司(CECI)と台湾中油公司桃園石油精製工場を訪問し、台湾によるエスワティニ王国での戦略石油備蓄用タンク等の建設計画の詳細について意見交換を行った。ドラミニ首相はまた、「エスワティニ王国投資商機説明会」に出席し、台湾企業の関係者100人以上を前にエスワティニ王国の投資環境などを自ら説明した。
 
ドラミニ首相とその一行はまた、台湾高速鉄道に乗って台南まで足を延ばし、国立成功大学及び同校防災研究センターを訪問。台湾が蓄積してきた防災経験について学んだ。また、バスケットボールを愛するドラミニ首相のため、外交部はプロバスケットボールリーグ「T1リーグ」に参加する台南TSGゴーストホークスのホームアリーナを参観する日程を組み込み、選手たちから熱烈な歓迎を受けた。
 

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